設備機器 詳細

陽極酸化設備

Al、MgやTiなどの金属を溶液中で陽極として電解すると、表面にAl2O3,MgO,TiO2などの酸化皮膜が生成し、この処理を陽極酸化処理と言う。生成酸化皮膜は、金属素地よりも、硬さ、耐食性、触媒機能、電気絶縁性等で優れ、或いは、特異的な形態を持つものもあり、それらの特徴に応じていろんな分野に応用されている。

設備機器概要
利用状況 設備利用・予約可
対応分野
  • 加工
使用目的
  • 試作・加工
メーカー アルメックスPE(株)
型式・番号 ALX-1式ユニット型
導入年度 2010年度
ポイント・仕様 ・Alを例に挙げると、アルカリ脱脂→スマット除去→陽極酸化→封孔処理の一連の処理が可能。
・陽極酸化浴容量:60L(B4サイズの陽極酸化処理可能)
・電源:電圧0~500V可変 電流0~30A可変
用途 高純度Alの陽極酸化皮膜の形態を図1(溶液:シュウ酸)と図2(溶液:リン酸)に示す。このように、ナノサイズの孔を有する高規則性皮膜の作製も可能であり、型やマスクとしての応用が検討されている。また、低純度Alでは、図3のような孔表面に窪みのあるものが得られ、これを型とすると、直立したナノサイズの構造体図4が得られる。撥水材やDNA分離等への応用が検討されている。Alの場合と同様の柱状ポーラス組織は、溶液の工夫でTi等においても見出されている。
活用事例
利用上の注意 その他の機械器具の利用に係る原材料費及び電気料の実費を別途徴収します。
使用料(県内)円/時間 930
使用料(県外)円/時間 1390
設置場所(所属名) 産業技術研究開発センター
担当機関 ものづくり研究開発センター
郵便番号 〒933-0981
所在地 富山県高岡市二上町150
TEL 0766-21-2121
FAX 0766-21-2402
備考 本設備は、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)地域産学官共同研究拠点整備事業で導入しました。